「テクニシャン希望」教授の1500万円エロ接待疑惑に一医師が思うこと

東京大学医学部皮膚科のカリスマ教授が、1500万円もの「違法エロ接待」を受けていたという衝撃のニュースが文春によって報じられました。共同研究者が「実名告発」というインパクトある展開。ソープ、銀座の高級クラブ、昼からの連続プレイ……研究成果より“快感追求”に全力投球だったとすれば、もはや新ジャンルの探求者と言えるかもしれません。

医師である私の率直な感想は「情けない」を通り越して「もったいない」です。

なぜなら、教授という立場は、医療界ではいわば“ラスボス”。知識、経験、人脈、影響力の全てを兼ね備え、多くの医師が憧れる存在です(最近では教授を目指す人は減ってはいますがそれでも存在感は抜群です)。その地位を、まるで昼ドラも真っ青な「昼ソープ連投プレイ」で台無しにしてしまうなんて。研究費を提供していた企業や、真面目にデータを出していた部下たちが気の毒でなりません。

そして何より残念なのは、この事件が「医師=不正」「大学教授=エロ」「研究費=飲み代と風俗代」といったステレオタイプを助長しかねないこと。たった一人の教授の快楽が、真面目に診療と研究を続けている多くの医師の信頼を傷つけることになります。

だが、ここで問い直したいのは「なぜ、こうした事件が繰り返されるのか?」ということ。大学の社会連携講座は、企業との共同研究という名目で潤沢な資金が集まります。しかしその使途は、チェックが甘い。言ってみれば「公費に近い私費」になりがちです。そこに“名誉と自由と孤独”を抱えた大学教授がいたら、どうなるか。理性より欲望が勝る瞬間があってもおかしくはありません。

今回の事件で最も印象的だったのは、教授が風俗嬢に「できればテクニシャンが希望です」とリクエストしていたこと。医学的には“感覚神経の刺激と皮膚反応の研究”だったのかもしれませんが、そんな言い訳は誰も納得しません。

これを他山の石として、私たち医師も「立場が上がるほど誘惑が増える」「金と名誉は人を試す」ということを改めて肝に銘じるべきです。そして研究費は、患者や社会の未来を良くするために使うもの。決して“個人の性福”のためではありません。

東大という看板を背負いながら、赤提灯からソープ街まで駆け抜けた教授。彼の研究人生は、きっと「皮膚の表面」以上に「裏の欲望」に迫ったものだったのでしょう。

さて、次に文春砲が直撃するのは、どこの誰でしょうか? 楽しみです。

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